看護師

看護師の仕事が辛い。転職したい。看護師の職場は病院だけが選択肢じゃない!

学生時代に実習で鍛えられているとはいえ、実際に看護師として病院で働くのは全く違いますよね。

ただでさえ、仕事に慣れていないのに日々状態が変わる患者さんの看護をドキドキしなが行い、先輩や医師の機嫌を伺いながら仕事もして、家に到着する頃にはクタクタになっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それに加えて、休日は研修や会議、勉強会などがあって休養もとれず仕事中のミスも増え、心身共に疲れてしまい「自分はこのまま看護師としてやっていけるんだろうか。」という悩みを抱えている方も少なくありません。

実は私の友人も同じような悩みをもつ新人の一人でした。

友人は、入職して8ヶ月間毎日自分を殺しながら働きましたが、2年目を目前に勇気を出して病院を変えることで、今日まで自分らしく看護師として働くことが出来るようになりました。

今回はそんな友人の経験をもとに、看護師の様々な職場、そして看護師という職業の可能性についてご紹介したいと思います・

今の看護師としての職場は自分にあっていますか?

あなたは今どのような環境で働いていますか?

バリバリの急性期で働かれている方、慢性期、亜急性期で働かれている方、様々だと思います。

その環境はご自身にとっていかがでようか。

「向上心を持って働かれている先輩のようになりたい」、「もっと勉強したい」そんな想いで今の職場で必死に頑張っている方もいらっしゃると思います。

もちろん、そのような気持ちで働かれることは素晴らしいことです。
私の友人も新人の時にたくさん勉強して素晴らしい看護師になるんだと意気込んでいる一人でした。

しかし、しんどくて仕方がない気持ちにごまかしが効かなくなり、ある日「この職場は本当に自分にあっているんだろうか。」と自問自答をし始めました。

あなたも毎日泣きたい気持ち、しんどい気持ちを我慢して頑張りすぎていませんか?

客観的に見ると、成長出来そうな職場や最先端の看護が学べそうな職場でも人によって合う、合わないがあります。

もちろん人によってそこが合う!という方もいますが、明らかに自分を押し殺して働かなくてはいけない職場はもしかしたら自分には合っていない職場かもしれません。
そして、新卒でそういう職場に配属されることは決して珍しくありません。

「毎日、職場に行くのが辛くて仕方がない」という方、それはあなたが悪いのではなく、もしかするとご自身に合っていない職場だからかもしれません。
一度その職場を冷静にアセスメントしてみることも大切です。

「看護師は最低3年は続ける」って本当?

よく看護師の研修などで、「看護師は石の上にも三年」という言葉を耳にします。

もちろん、最低3年は働いてみないと本質が見えてこないということは確かです。
特に看護師の世界はこの言葉が根強い傾向があります。

でもよく考えてみてください。
たとえ、3年続けたとしても、頑張り過ぎて心身のバランスを崩しては元も粉もないのではないでしょうか。

実際に知り合いで、看護師2年目でメンタルのバランスを崩してしまった人がいます。
その人は海外など、あらゆる所に一人で旅行に行ってしまうほどタフな子でとても患者さんに優しく真面目な人でした。

そんな人でも、自分を押し殺しては働いたため、メンタル不調に陥ってしまったのです。

確かに3年を目指して、同じ職場で頑張ることは大変素晴らしいことです。
ですが、無理をしすぎて一度心身のバランスを崩してしまえば、働くことすら難しくなるかもしれません。

よく転職歴は少ない方が良いといったことをいう方がいますが、海外では転職をして様々な職場を経験することで成長出来るという考え方が常識です。
そして今後、日本も同じようになっていくと考えられています。

また、看護師の世界は特に、一般の職業とは異なり専門職であるため、新卒で仕事を辞めたからといって、それがネックになることもありませんよ。

 

広がり続けている看護師の働く場

学生の頃に行く実習先は病院が多いので、看護師の職場=病院というイメージが強いですが、職場は病院だけではありません。

看護師の仕事場は決して病院だけではありません。
例えば、デイサービス、保育園、企業、行政と職場は数多くあります。

病院でも、様々な機能をしている病院があります。

私の友人は、新卒時代は大病院の急性期病棟で働いていましたが、2年目を前に亜急性期の病院に転職しました。

新卒で就職すると、その職場のルールが看護しのルールと思い込みがちですが、一歩外に出てみると世界はまるで違いました。

人間関係も変わり、仕事内容も変えることで、心に大幅な余裕ができました。

今まで休日は寝た押していましたが、趣味にも取り組めるようになり、「こんな職場もあるんだ」と感動したことを覚えています。

また、友人の姉も同じく看護師らしく、1年未満で大病院から訪問看護へ転職したそうですが、「病院以外でも看護師はこれほど活躍が出来るなんて、今までは考えもしなかった」とキラキラした目で話していました。

看護師活躍できる場は決してあなたの勤めている病院だけではありません。

あなたが活躍できる場は他にもたくさんあります。

様々な職場に目を向けてみることで、看護師としての道が広がるかもしれません。

理想の未来を手に入れるために、転職という選択肢を。

あなたは、5年後、10年後の自分はどうなっていたいですか?

それに近づけるためには、毎日仕事を辞めたいと思いながら働くことは良いことでしょうか。

新卒で仕事を辞めることは決して負けではありません。

以前患者さんのご家族に「ここの看護師さんは戦地に向かうような顔で出勤している」といわれたことがあります。
ですが、職場は本来戦地ではないはずです。

生活をしていくため働くことは必要ですが、これから先仕事を続けていくうえでよりよい環境を選択することは私たちの権利であり、とても大切なことです。

私の友人は新卒で転職したことで、より良い人間関係の中、やりがい、目標を見つけて働けるようになり看護師としての可能性が広がりました。

そのため、新卒でも転職をしてみて心からよかったと思っています。

看護師の職場は数多くありますが、必ずご自身にある職場はあります。

今、仕事を辞めたいと悩まれている看護師のあなた、ぜひ自分らしく働ける看護師を目指して、今の職場だけではなく様々な職場にも目を向けてみませんか?