「仕事を辞めたい。専業主婦になりたい」という憧れを持つ女性は少なくはないでしょう
愛する彼や子どものために、しっかり家を守るって素敵なことですよね。
少し前まではごく一般的だった専業主婦の家庭も段々と少なくなってきていますが、一つの選択肢であることは間違いありません。
今後の人生を考えた時に、専業主婦になるかどうかは女性にとっては大きな岐路でもあります。
しかし今の仕事を辞めたいがために、結婚して専業主婦になりたいというのなら考え直した方がよろしいでしょう。
専業主婦には家庭としてはメリットも多いですが、その分女性にとっては大きなデメリットにもなりかねません。
実は専業主婦であることが、夫婦関係に悪い影響をあたえることも多いので、あまり簡単に考えない方がよいです。
もし結婚しても、今の仕事だと家庭の両立が難しいというのであれば、転職をするという選択肢もありますよね。
専業主婦のメリットとデメリットについてご説明します。
「仕事辞めたい、専業種になりたい」と思っているあなた、ご自身のキャリアの参考にしてみてくださいね。
専業主婦になることのメリット:自由な時間が多い
専業主婦は、基本的には家のこと全般を余裕をもってこなすことができるので、とても快適な生活が期待できます。
掃除は丁寧にできて清潔感を保てますし、お料理にも時間をかけることができて、旦那さんも帰ってくるのが楽しみになるでしょう。
将来的に子どもができても、保育園の問題で悩むこともありませんし、ママと一緒に過ごす時間が長い方が子どもにとっても嬉しいものです。
夫婦共に仕事と家事にクタクタ…という一般的な状態からは抜け出せて、ある程度の分業制が確立できます。
あなたが専業主婦になることで旦那さんも家庭は任せて安心して働くことができるので、理想的な環境が整うでしょう。
女性にとっても、一旦仕事の世界から抜け出して、地域や子どもの繋がりでの世界に身を置くことで新たな発見を得ることが出来ます。
家事を効率的にこなすことができるようになれば、時間のコントロールも可能となってきますので、その間に資格の勉強をしたり、習い事をするなど、自分を磨く時間を取ることも可能です。
家事を余裕をもってやりたい、自分の時間がたくさんほしい女性にとっては、魅力のある選択しと言えます。
専業主婦のデメリット:仕事を辞めるデメリットがデカイ
専業主婦も立派なお仕事ではありますが、収入を得る、キャリアを作るという意味では第一線を離れることになります。
そして第一線を離れると復帰するのはさらなる労力が必要になってしまいます。
しばらく仕事しなくてもいい!なんて思っていても、専業主婦になることで最も心配なのが収入面です。
単純に2人分のお給料があったものが、1人分になるのですから、その差は比べるまでもありません。
もし子どもができたら、特に収入面での違いは大きいです。
生活のレベルもかなり変わってきますし、旦那さんに何かがあった時のリスクも無視できません。
そして、収入だけでなく、キャリア面でもデメリットです。一
度会社を辞めてしまうと、子どもが育ち幼稚園の間にいざ働こう!と思っていても、数年後は今やっている仕事の大半はAIにとられ、働きたくても働く先が希望する仕事おもうようにみつからないでしょう。
資格やスキルを持っていればそれを活かす手はあるでしょうが、たいしたスキルがない場合は思うような仕事に就ける可能性ははっきり言って高くないです。
専業主婦になることで、今後一生分の収入が大きく減ります。
キャリアも途絶えてしまう可能性が大です。
数年だけ専業主婦をやったらまた結婚前のような仕事で同等の収入を得たいというのは甘い考えと言わざるを得ません。
旦那さんや周囲と見ているものが違ってくる
仕事をしていることで見えてくる世界を「外の世界」、専業主婦になることで見える家庭やママ友の世界を「内側の世界」をあえて表現すると
この2つの世界の差は良い、悪いではなくかなりの隔たりがあります。
専業主婦になることであなたは内側の世界の住人になります。
その世界に身を置くことを幸せに感じることができればまったく問題はありませんが、外の世界が恋しくなってきてしまう可能性は大いにあります。
特に今まで外の世界で一生懸命働いていたのであれば、世界から置いてけぼりにされた気分を味わうことになりかねません。
そうなってから後悔をしてももう遅いです。
内側でどう生きるかを考えなければなりません。
かといって内側に染まり過ぎると、夫婦間でも外の世界の住人である旦那さんとでは会話や考え方が合わないことも出てくるでしょう。
昔の友人に会っても世界が違うと感じてしまいます。
内側の世界の住人になるのは悪いことではありませんが、正直子どもがいないのに内側の世界に入るのはオススメできません。
すぐに子供を作るからいい!なんて思っていても、今の時代、子どもがなかなかできなくて悩んでいる人が多いのです。
特に、自分は、人と話すのが好き、好奇心が多い、新しいことを学ぶのが好き、という性格の方には内側の世界は窮屈になります。
専業主婦になることはお勧めできません。
仕事を辞めたい。専業主婦になりたい人のメリット・デメリットまとめ
仕事を辞めて専業主婦になることはあなたの可能性を狭めることにもなります。
収入面も。キャリアも。過ごす世界も。
それで満足だというのであれば構いませんが、後悔してしまうようであれば仕事は続けるべきです。
今の仕事がつらい場合や、同僚の姿を見て、今後結婚したら仕事と家庭との両立が不可能だと考えているのであれば早めから転職を視野に入れることをお勧めします。
転職をすることで収入が途絶えないどころか、収入アップの可能性だって夢ではありません。
そして仕事辞めたい、今の仕事が自分に合っていない、と感じているならなおさら、転職先がうまくいけば、もっと自分らしく輝くことができるでしょう。
今まではあまり仕事に対して前向きになれなかった人も、輝くことが出来る場所が見つかれば、専業主婦にならずにキャリアアップを目指すという人がたくさんいます。
今の時代、一度専業主婦になっても、何か物足りない…と結局は社会とのつながりを求める人がほとんどなのですよ。
今あなたは仕事を辞めたいのは、仕事が嫌だからです。
独身でも仕事しながら、料理をつくることや洗濯・掃除をするのが大好き!という人でない限り、専業主婦を望んでいるわけではありません。
あなたも薄々気づいているのではないでしょうか。
仕事が嫌なら、まずはこっそり転職の募集状況などチェックしてみてはいかがでしょうか。
転職エージェントに登録して、見て見たら、わくわくするような仕事が募集しているかもしれませんよ!
好条件で、誰もが好みそうん仕事は募集していても応募が殺到しすぐ締め切りになってしまうので、早めから登録しておかないと損です。
あなたに結婚願望があるならなおさら、1歳でも若い今のうちに新しい仕事を始めた方が有利です。
仕事が嫌な毎日から、一歩踏み出してみませんか。